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東京散歩・江戸三十三観音霊場巡り〜

東京散歩・江戸三十三観音霊場巡り〜 こんにちは、ちあきです。
東京に「江戸三十三観音霊場巡り」があること、ご存知でしょうか?!
江戸三十三観音霊場巡りは、全て東京都内にあり、江戸時代に西国霊場巡りを模して作られたそうです。

成り立ち詳しくはこちらより↓
https://bit.ly/3bh7qLc
昨年8月、コロナで遠出はできないから、近くで出かけられるところはないのか?と考えたら、都内の散歩。どこに行く?そこで見つけました「江戸三十三観音霊場巡り」。東京都内をぶらり散歩。そんな気持ちで始まりました。
「巡礼」って聞くと、なんか重いな、シリアスだな、熱心だな、と少しひくかたもおられるかも知れませんが、笑  ライトな感じでぜひ見ていただければと思います。

東京ヨーガセンターでは、数年前から「お坊さんとめぐる巡礼ツアー」とうイベントを行っていて、鎌倉、秩父、高野山、都内とたくさんまわりました。お参り作法を教わり、まずはやることが分かり、それを繰り返すこと数年でした。
●レポートはこちら
https://tokyo-yogacenter.com/category/bukkyo/
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「巡礼とは?」
 巡礼(じゅんれい、英: pilgrimage)とは、 日常的な生活空間を一時的に離れて、宗教の聖地や聖域に参詣し、聖なるもの   により接近しようとする宗教的行動のこと[1]。 巡礼は世界の多くの宗教で重要な宗教儀礼と見なされており、特にその宗教の信者が特定の地域や文化圏を超えて広域に分布している宗教においてはとりわけ大切なものと位置付けられている。したがって巡礼は、未開宗教よりも歴史的な宗教や世界宗教において、より一層さかんに行われている(引用 Wikipedia 巡礼)

お遍路さん(四国八十八箇所)は有名ですね。こちらは弘法大師ゆかりある霊場の札所巡りです。
そして有名なのが西国観音霊場巡り、坂東観音霊場巡り、秩父観音霊場巡りがあります。こちら3つ全てあわせて百観音巡りです。(33,33,34札所)
これらの有名な伝統ある巡礼ルートを模倣し、各地で巡礼ルートが作られたそうです。特に観音霊場巡りで古いのは、西国巡礼、三十三箇所はで日本最古だそうです。(養老2年/718年始まり)

「観音霊場とは?」
観音菩薩を札所本尊とするのが観音巡礼。観音菩薩にとって如来を目指す修行の一つが、一般の人々(衆生)を救済すること。したがって観音菩薩は、人々の身近にいて、人々の願を聞き届け、具体的なご利益(現世利益)を授けてくれる。それだけ観音菩薩は多くの人々の信仰されてきた。

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有名な浅草寺、増上寺、護国寺なども入ってます。

そして、毎週コツコツと札所を巡る休日が始まりました。ガイドブックで、ルートと簡単なお寺情報をチェックし、2つずつくらいを回りました。電車と歩きで、都内でもこれまで行ったことがない街に出向き、地図をみながらお寺をまわります。三十三箇所です。

始めてみて思ったことは、、、
東京いい場所、いいお寺、たくさんあるじゃないか!びっくりしました。全然東京知らないんだな!と!!生活圏内以外の場所は知らなかったので、行く場所行く場所の景色、雰囲気が楽しかったです。普段この辺はこないよな〜と思い、街並みや人の景色の違いが新鮮でした。


そして小さくても古く立派なお寺が多いことも、東京素晴らしいとおもいました!特に江戸幕府は、徳川家康が浄土宗を信仰していたので、浄土宗のお寺多かったようです。
賑やかな街並みの中にお寺があったり、東京タワーのすぐ近くにお寺があったりします。派手な景観はすぐ目に入るけど、ひっそりしっかりとお寺はそこにあるのです。でも興味がなければ目に入らず、印象に残りにくい。でもみてみると、知るとお寺の存在感増します。住宅街の中にあるところも多かったです。
敷地に一歩入ると、空気は変わり、きれいにお庭を整備されていますし、古いお寺をモダンに改築されているところもあり、これまた東京らしいと感じました。

お参りの手順としては、
「手を洗って、お参りし、お経を詠む、そして読経か納経の印で御朱印を頂戴する」
このシンプルな繰り返しですが、終わるといつ晴れやかな気分になります。願いはかけず、特別なものは求めず、あくまでも散歩的巡礼を繰り返し、毎週とてもいい爽やかな気分になりました。


コロナでお堂にあげていただけないところが多いんですが、中にはokなところ、そしてたまに上がれますか?と尋ねて、あげていただけてところもありました。そんな時はとてもラッキーです。何回もラッキーに恵まれたと思います。やはりガラス越しではなく、目の前の観音様の前でお経をあげて、お参りしたい!と心底お思い、毎回このお堂上がれる?上がれない?もその日その日の流れにあり、気づくことがたくさんありました。
観音像は、秘仏のところも多く、御前立がおられるところ、また見れないところもありましたが、毎回観音像をじっと見つめることで、ありがたい気持ちになるとともに嬉しい気持ちにもなりましたよ。

中にはもうシバ神にしか見えないよ!という観音様。ルーツインドを感じる仏像に親しみを感じました。文京区も雰囲気よく、たくさんのお寺があることを知りました。


さらに寺務所の方に積極的に話かけました、笑
親切なお寺では、丁寧に説明をしてくださったり、そのお寺の歴史などを教えてくださる機会もありました。あるところでは秘仏となっているところ、本当に中に仏像があるかはわからない。秘仏はずっと開けていない場合、とても痛んでいたりするから保管も大変。秘仏だけに今の代の住職さんはみたことない、そんなこんなお話をしてくれたところもありました。

お寺により様々な工夫、独特の雰囲気があるように思います。
その違いも三十三箇所様様。

そして12/29に最後の目黒不動尊で結願。晴々とした気持ちでした。
スタンプラリー的な完走の嬉しさというより、楽しませてもらってありがとうございます。という気持ちになりました。


どのお寺も印象に残って、ふとその情景を思い出すことがよくあります。確かに私の記憶にインプットされたようで、断片的に思い出されます。
記憶は潜在意識となり、私たちの心の作用に影響するとヨーガ・スートラにも書かれています。
心を動揺させる行為とさせない行為があり、それが潜在意識に貯蔵されるようです。
コロナ禍でも、健やかな気持ちを保つことにとても影響していたと思います。宗教的な熱心さや、何かを願う気持ちがないことがよかったと感じています。そしてたくさん気付きがありました。
少し仕事や生活から離れて、いつもと違うことをして、気付きがあってのふらり巡礼がとてもすがすがしい気持ちにさせてもらいました。


ヨーガ、瞑想も通常の生活空間や時空から離れ、自身を内省するも手段/行為です。いつもザワザワとしている環境から離れてみることは、どんな人にも必要な時間だと思います。
この巡礼は、歩く、お寺に行き違う空間に入る、お経を読み集中をする、お参りすることで心を良い方向に向ける。いろんな行為が含まれていて、忙しい人現代人にいい作用がたくさん詰まっていると思います。

この行為はもちろんですが、仏像の美しさや、仏画(壁画)、建造物を眺めるものとても心の栄養になるよう思います。歴史文化の再発見になったり、知らないことに興味が湧くかもしれません。

近場でこんないいところがたくさんあるので、ぜひご興味ある方行ってみてはいかがでしょうか?!
ふらり東京散歩、これから春に向かって行ける近場のおすすめスポットだとお思います〜!!

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