あっちはヨガで こっちはヨーガ

みんな検索に苦戦していた?!
「ところで、どうして東京ヨーガセンターにいらしたんですか?」
「なんかホットヨガとか巷のヨガスタジオじゃないのを探していて、色々検索していてやっと見つけて、来てみました。」
最近、体験レッスンに来てくれた人に尋ねてみると、ほとんどの方がこのように答える。
そこで、久々にGoogleで「ヨガ」と検索してみた、、、
するとホットヨガ、ヨガスタジオ、滝クリベビーヨガ、などなど、皆さんの言っている巷のヨガスタジオのページとよくわからないニュースが並んでいる。
そして「ヨーガ」で検索をかけてみる、、、
今度は感じが変わり、何度か見聞きした老舗のヨーガ教室さんの名前の中、3番目くらいに東京ヨーガセンターが上がってくる。
ん?これは??
次に「東京 ヨガ」で検索してみる、、、
すると、東京の人気のヨガスタジオ10選とか、東京ヨガウェアショップとかの広告とホットヨガスタジオが上がってくる。下がってみても東京ヨーガセンターは出てこない…。
そうなると「東京 ヨーガ」でやってみる、、、
すると見事に1番上に“東京ヨーガセンター”、2番目に“東京ヨーガセンターFacebook”と連続の大本命!
って、でもコレって自慢でも何でもなくて、【ヨーガ】を【ヨガ】と検索している時点で東京ヨーガセンターに辿り着けないという事が起きてしまっている!って考えると、あまり良い状況ではないよな?

ヨガじゃなくてヨーガらしいよ
以前は、僕たちもヨーガをヨガとしていた。しかし、数年前にサンスクリット語は長母音と短母音をハッキリさせることがとても大切だという話を聞いた。
特にサンスクリット語に詳しいわけではないけど、サンスクリット語のカタカナ表記は難しいとされていて、eは必ず「エー」と発音し、oは必ず「オー」と発音するのが“お約束”だそうだ。
なので、正確には【ヨーガ】となる。
例えに無理があるかもしれないが、「おばちゃん」年齢の女性に「おばーちゃん」と言ってしまう以上の違いがあるのかもしれない。
そんなこんなで、ヨガはヨガじゃなくてヨーガいらしいよ!ということになり、それから東京ヨーガセンターでは、しつこくヨーガと記述し続けている。

検索エンジンの区別が先行してる
しかし、3年前くらいには「東京 ヨガ」で検索すると、東京ヨーガセンターは比較的上位に上がっていた。
しかし先程の簡易調査によると、ヨーガセンターはGoogle検索上完全に「ヨーガ」に振り分けられていて、検索エンジンの精度に感心している場合ではない。
つまり、どこかの誰かが東京ヨーガセンターを求めて、習い事の検索をしていても、ヨガと入力していている以上あんなヨガやこんなヨガしか知ることしかできない。ヨーガを求めるユーザーとマッチしないということになる。
しかしまさか「ヨ」と「ガ」の間に「ー」を入れるだけで、見れる情報が変わるなんて誰も疑うはずがない。
そして、実際に多くの人々にとってヨガとヨーガの区別がない。それが問題だ。
あっちのヨガしか見つけられない人達にこのメッセージは届くのか?
こっちのヨーガを探しているのに、ヨーガではないヨガしか検索できない人がどれだけいるのか?
さて、、、。

あっちとこっちの境界線
ここまでヨガとヨーガを使い分けているが、その「ー(横棒)」一本の境界線を一応僕なりに定義している。
僕自身あっちのヨガ経験は無いので、特にあっちのヨガを批判する気はない。しかしあっちのヨガがヨーガと記述し始めると、ややこしくなるので、せっかくだからここで「ヨガ・ヨーガ、カタカナ表記問題」の内容の仕分けをしてみるのもいいんじゃないかと思う。
僕の勝手な定義としては、パタンジャリのアシュタンガヨーガの実践を基準として、瞑想をして心を落ち着かせることを目的に行なっているヨーガはヨーガで、その他のアーサナと称してポーズをキメまくるナントカヨガはそのままヨガとして区別している。どうだろうか?
とりあえず、みんなのよく言う「巷のヨガ」と「ヨーガ」は別物で、コレを読んだ人は“検索エンジン上の”ヨガとヨーガが区別されていることを知ったと思うので、瞑想を目的にするヨーガはヨーガと書くなり、ポーズをキメまくるヨガはヨガのまま使い分けて欲しいなという提案だ。
地味なメッセージだが、人々の認識が変わってヨガとヨーガの住み分けが叶ったら、みんなにとって便利だと思う。
おわり/さとう(佐藤昭英)
コトバンクでもyogaは「よーが」の読みでしたね
https://kotobank.jp/word/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AC-145917
東京ヨーガセンター「私たちのヨーガ」のページはこちらから
https://tokyo-yogacenter.com/our-yoga/