BLOG

ブログ

「呼吸が変わると日常が変わる」12月期・基礎コース 第1回テーマは“呼吸”

12月基礎コースが開始しました。
ホリスティックヨーガコースでは、全4回の講義&技法解説・練習を行います。

初回のテーマは「呼吸」です。

呼吸の重要性

呼吸は、生まれてから死ぬまで、続き、共にあるものです。
でも私たちは、どれくらいこの呼吸を意識して生きているでしょうか?

また健康と呼吸の関連性も多くの方が知ってはいるけれど、どのように呼吸の質を高めることができるか?はそれほど知られていないかもしれません。

無意識に起こる呼吸

呼吸は通常無意識で起こる活動で、意識的に「深く吸って、吐いて」と言われても、その時だけです。
また不規則な浅い呼吸に戻ったり、考え事とともに、早い呼吸に変化をしていくのです。

そんな重要なものなのに、私たちは学校で教わることもなく、両親から教わることもなく育ち、ある状況に遭遇して初めて、

「息が浅くて疲れる、辛い」
「心がそわそわして息が上がっている感じがする」

と気づきます。

呼吸が起こる仕組み

呼吸筋

筋肉を鍛えることは誰もが認めるトレーニングです。筋トレです。

でも実は呼吸、呼吸機能もトレーニングしなければ、十分に機能してくれなくなるのです。
なぜならば、呼吸器も呼吸をするためにいくつもの筋肉がスムーズに働くことで呼吸活動が起こるからです。

自律神経

そして筋肉よりも重要なのが自律神経です。
呼吸は自律機能ですから、自律神経のはたらきによりスイッチされていきます。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、身体が緊張に向かうのか、休息に向かうのかを切り替えています。この切り替えは意志ではなく、身体の内部状態によって自動的に行われます。呼吸は自律神経の状態が映し出される働きで、心や身体の変化に合わせてリズムが変わります。

感情と呼吸

さらに呼吸のパターンは、感情や思考に影響されるがままに起こります。
自身の状態により一刻一刻変化しています。

でも呼吸を24時間制御することなんて不可能です。
呼吸自体は自律機能で、生命維持のために機能しているからです。

 ヨーガの視点

そんな呼吸に古代のヨーギーたちは着目していたのです。
ヨーガの伝統の修行体系には、呼吸にまつわる・扱う階梯があります。
それがプラーナーヤーマです。

昔のヨーギーたちは健康が最終目的ではなく、健康は前提であり、更なる自己向上・精神性の向上のために呼吸の秘密を見出していたのです。
寿命や意識の変容に呼吸を活用してきました。

現代のヨーガは、最初に健康問題が入り口になります。
また同時に自分自身をよくする方法として、漠然とヨーガに期待を寄せてきています。

健康問題や心の安定に呼吸が密接に関連していることは、もうみんな知っています。
でもそれをどのように訓練していくことができるのでしょうか?

ヨーガでできること

ヨーガのプラーナーヤーマでは、まず比率を入れて呼気吸気の速度を引き伸ばし、回数(サイクル)を減らしていきます。
ゆっくりとした呼吸を一定時間コントロールします。

これはただの深呼吸や、ただ呼吸をゆっくりにするだけではなく、呼吸を通して間接的に自律神経に働きかけていき、自律神経系のバランスを整えていくことになります。呼吸機能の向上にもなり、副交感神経が優勢になり、とても呼吸が落ち着いて、感情も穏やかになります。

継続実践による変化

定期的・継続的に行うことは、呼吸機能の良い訓練となり、自然呼吸のリズムが変化していきます。
リズミカルな呼吸リズムは、体が軽く、疲れにくく、感情が穏やかに保たれます。

適切な技法を学び、練習をすることは適切な効果・結果につながります。
ヨーガの古典文献でも、誤った方法は体を痛める、病気を引き起こす、と言及しています。

このコースで扱う内容

このコースでは、

  • 呼吸の働き
  • 呼吸の乱れる原因
  • 呼吸と心の関係
  • ヨーガ実習で呼吸の向上に貢献できることは何か?
  • ヨーガの基本の呼吸とプラーナーヤーマの基礎解説+実習

を行います。

一緒に学んでみませんか?


呼吸と健康、呼吸と心の関係に興味のある方は、ぜひホリスティックヨーガコースで一緒に学んでみませんか?
まずは、体験レッスンへお越しください。

体験レッスンご予約こちら

関連記事

体験申し込み 会員予約

ページを表示できません。
このサイトは、最新のブラウザでご覧ください。