2015年11月5日0時23分
東京ヨガセンター創始者
羽成孝は永眠しました。
85歳でした。
戒名は慈眼孝道信士
(じげんこうどうしんじ)
羽成孝は生涯をかけて
ヨーガの道を歩んだ
これからも慈みの眼差しをもって
みんなを見守っている
という意味が、
この戒名に込められています。
葬儀の日、
お坊さんにこの戒名を
初めて言い渡されたときは、
全身が震えました。
これ以上ないと思うほどにこの4文字は、
父・羽成孝の人生や人柄を表していると思ったからです。
損得がなく、裏表がなく、勝ち負けもなく、善悪もつけず、
自分に関わる人を愛し、励まし、勇気づけ、肯定し、応援してくれる。
そういうことを素でやってしまう純粋な人でした。
多くの人に愛されて幸せな人生だったと思います。
父は毎朝、40年以上、ヨーガの行を欠かさず行なっていました。
そこで育んできた最たるものは、
ゴータマ・ブッダがいうところの
〝mettâ(メッター)〟
だったんじゃないかと、
僕は感じています。
〝mettâ(メッター)〟とは
パーリ語で“慈“を意味します。
生きとし生きるものに慈しみの心を持ち、
幸せを願う気持ちです。
父は毎朝のヨーガの終わりに、
生きとし生けるものの幸せを願ってから、
ヨーガの仕事に出かけていました。
そして皆さんとヨーガをする時間を本当に愛していました。
これからはヨーガセンターの目の前にある東長寺に眠ります。
これからもヨーガセンターを見守ってくれます。
羽成孝は永眠しましたが、その意志は僕が継承します。
そして仲間とともに、次世代のヨーガセンターをつくっています。
新しいヨーガセンターを、必ず父も喜んでくれると信じています。
今後ともよろしくお願いいたします。
東京ヨーガセンター代表取締役
羽成 淳