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落ちつく場所

ヨーガをする場所のことをなんと呼ぶでしょうか? 巷では「ヨガスタジオ」というところが多い近年です。

スタジオはおしゃれで、スポーティな印象。 綺麗なフローリングに、ヨガマット。それが現代では多いと思います。

東京ヨーガセンターは、道場と呼んできました。 先代の時代からみんなそう呼んでいたから、その言葉に馴染みがあります。

道とは 一つの物事を通じて生き様や真理の追究を体現することや自己の精神の修練を行う事。近代では武芸に含まれない物事などにも道を付けて表現する事がある。 (「道」WIkipediaより引用)

この「自己修練を行う事」という言葉から、 それを行うための場所という意味で、 今も合致しているのではないでしょうか。

ヨーガの高い目的は、自身を向上させる事。

決して、マッサージの代替えではなく、 現実逃避でもない。自分と向き合い、 心身を鍛えるトレーニングをしている。 そのための場所です。

いると落ち着く。 リラックスできる。

私自身もそうですし、同じことことをおっしゃる会員さんの声もしばしば聞きます。

東京ヨーガセンターは1970年に今の場所に設立されました。

今年で48周年。

数回リフォームはしていますが、ずっと同じ部屋、 同じ場所でヨーガのためだけに使ってきました。

設立した当時は、ベランダから新宿御苑が一望できたそうです。 でもこの数十年で、たくさんのビル、マンションが建ちました。

御苑の景色が見えることはなくなりました。 道場はそんな周囲の変化をずっと見てきているのだろうと思います。

時代は変わってきても、同じ空間を引き継ぎ、 みんなでヨーガをしています。

大切な場所です。

道場におしゃれさはありませんが、 何もないシンプルな空間は、 日常から離れるひと時を過ごさせてくれます。 物に囲まれている日常からすっと離れ、 自分に集中していくことができるのです。

そしていろんなモヤモヤ、心配、イライラからも離れ、 リセットされた自分は、本来の自然体へと戻っていきます。

そしてまた日常に還っていくのです。

木々のある公園で、人は自然に癒されると思います。 ビルの狭間では、木々は少ないからこそ、 人は自身の内面に向かっていくと良いと思います。

人間のなかにも自然の摂理が流れています。

ヨーガをして 自分の中に流れる自然の摂理に触れる。

その経験のなかで、心に覆っている色々なものから 一時的に離れていく。

それがヨーガの作用です。  

道場でシャワーサナをするのが、本当に気持ちがいいのです。

東京ヨーガセンターの歴史と一緒に、 場所も受け継がれてきている。

2年後には、50周年を迎えます!!!

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