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創設者・羽成孝先生の日

羽成孝先生

こんにちは。ちあきです。
11/5は、東京ヨーガセンター創設の羽成孝先生の命日でした。(没2015年11月5日)

52年前にこの場所に東京ヨーガセンターをつくってくれて、以来ずっとヨーガをするためにたくさん方々がここにきてくれています。

羽成先生は、本当にたくさんの会員さん、生徒さん、それ以外でもたくさんの方々にとても好かれ、愛されていました。

先生に会いたい。
先生の顔がみたい。
先生に会うと元気になる。
先生の笑顔に救われる。

という方がとても多くいました。
そして私もそう思っていました。

よく「ヨーガ的」という表現がありますが、まさに先生はその言葉がピッタリくる方で、人格にヨーガが溢れているといった印象でした。

いつも笑顔で、あたたかく、ポジティブで、行動力もあり、エネルギッシュで、静かな安定感があり、勘が鋭く、愛に溢れていて、人を喜ばせることを、真摯に実践している方でした。

センターに先生がいるだけで明るい雰囲気になり、センターでヨーガをすると、まさに”元気になる”と感じていました。

先生の昔の写真

羽成先生は81歳まで現役で指導を行いました。

センターを運営する長い期間中、良い時も、悪い時もいろんな時代があったそうです。

ヨーガブームや、テレビレギュラー出演で有名になり、盛り上がった時代。
ヨーガがメジャーでない時代、オウム事件のときや、運営が厳しい時代。
様々な時を経てきたそうです。

そしてどんな時も「先生、ここを辞めないで。私たちが困るから続けてほしい。」という会員さんの言葉を胸に、ヨーガセンターを頑張ってやってきた、と言っておりました。

先生にとってセンターが一番重要で、正にセンターをやることに生涯をかけてきた方でした。

私たち(すなお、ちあき)もセンターで働くようになってから、先生のセンター愛とヨーガへの情熱を間近で見て、感じ、いろんなことを教わりました。

私 (ちあき) は、最後の7年位ずっと仕事を見させてもらったり、ついてまわったり、一緒に仕事をさせてもらいました。ヨーガのこと、人としても、センターのこともたくさん教わり、それがあったから、今があるとおもっています。

朝の先生。毎朝必ずここで、人々、世界、自分の心の平和を祈っていました。

ヨーガセンターの場所と雰囲気は、たくさんの方々を受け入れてくれます。

健康を失ってしまった方。
心が不安定な方。
健康上またはそれによる諸症状での悩みのある方。
不調の原因がわからないけどヨーガが良いのではないかと希望を持たれる方。
ポジティブな人生を送りたい方
etc…

さまざまな目的で人々がセンターに集まります。

ヨーガセンターにたくさんの人が集まり、長く続いてきたのは、ヨーガが有益なだけではなく、センターがとても安心できる場所であることが大きいと思います。

~2019年10月までの道場の景色。

社会生活の中で人は誰しも疲れたり、心が不安定になったり、落ち込んだり、元気を喪失することがあります。

私たちも、人生のなかでツラい時期にセンターにやってきて、ヨーガを始めました。

日常で色々な困難があっても、ヨーガセンターに来て先生に会い、センターの会員さんと一緒に道場でヨーガをすると、元気になり、また自分の生活、社会に戻っていくことができました。それを長い間、繰り返しやってきて、今があります。

心が折れたり、絶望的で、調子が悪くても、センターに行き、ヨーガをすることで、ほんの少しそれらから離れることができます。またヨーガをすることで体の調子もよくなったり、気持ちがポジティブになります。そして、ヨーガをしてより良い自分になって日常に戻ることで、人生もより良いものになっていきました。

私たちはそのような経験をここでしてきました。
私たちはヨーガセンターという場所と、ヨーガに本当に助けられました。

そして〝ヨーガとヨーガセンターがもたらす力はすごい〟と、肌身に感じており、この場所がとても貴重だと強く感じました。

「こんなステキな場所はそうない」と強く感じ、ここで働きたいと心から思うようになりました。
そして今、こうして、ここで働けていることを幸せに思います。

センターの会員の方々がこの場所を好きなのは、きっと私たちと同じように「ここに来てヨーガをすると自分は元気になれる、自分に戻れる」と経験しているからではないか?と思っています。

昭和(年代不明)のレッスン風景。当時は個別レッスンでした。

また、ヨーガの実践には、環境(場の雰囲気と、集う人の雰囲気)がとても重要だと思います。

ヨーガセンターという場所が安心できる場所であるのに加えて、ヨーガに集う方々は、あたたかい方が多いです。
人は〝良い場所〟〝良い人〟のなかに身を置くと、良い影響を受けます。

そのような〝良い環境〟のなかでヨーガをすることで、
人は心のアンバランスを徐々に修正し、健康になり、新しい習慣、思考、行動を生み出していきます。

このこともセンターから教わりました。

先生の後世、スナオがアシスタントで、長年毎月行っていた『ヨーガ・スートラ』の勉強会。

スナオが跡を継ぐと決めたとき、先生は本当に嬉しそうでした。
自分が生涯をかけて、大事につくってきたセンターがその先も続くことになったからです。

私たちはセンターにとてもお世話になりました。
そしてセンターがとても素晴らしい場所ということも知っています。
だから私たちはこの場所を大切しています。

だから、ここで自分達がヨーガで得たもの、経験したこと、この場所に与えてもらった素晴らしいものを、皆さんに渡せるようになりたいと思い、この仕事に取り組んでいます。

この場所があって助かる方々、センターのヨーガに関わることで助かる方々、そんな方達の役にたてるように、この仕事を真剣にやってきてます。

まだまだ勉強中でもあり、至らぬところもありますが、羽成先生の思いや言葉がいつも私達の心を支えてくれています。

センターにはいつも穏やかな空気が流れています。道場にはこれまでの歴史が詰まっています。
これからもヨーガが必要な方にヨーガが届くように、ヨーガで元気になる方が増えるように、努めていきたいです。

淳と先生。貴重な親子ショット。
引退後、先生とちあき。
羽成先生とモンジュリカ夫人

思い出はたくさんあり、思い出すのはいつもあたたかな笑顔とポジティブな言葉です。そしてかなりお茶目な一面もあり、11/5も二人で思い出を少し話しました。

先生が今眠っている場所

ヨーガはインドの伝統です。でもそれを活用するのは、現代の私たちです。今の方々にフィットする形で、揺るぎない伝統のもとにある理論、技術で、健康や様々な問題にヨーガが貢献できるよう、研磨していきます。

みなさん、今後ともヨーガと東京ヨーガセンターをどうぞよろしくお願いいたします。

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