気分がぶちアガることだけを365日書き綴りたくなる手帳
いま、僕が使っている手帳がイイ感じなんです。 友達がこの手帳を使っているのを見た瞬間、一発ノックアウトされてしまい「令和3年はこれだ!」と即買いしました。外苑前にあるワタリウム美術館のショップで。
これは「インドの伝統工芸・ブロックプリントの製作過程で使用される、下敷きの布をアップサイクルし、カバーに使った手帳」で、ただならぬ雰囲気を感じました。(※アップサイクル=本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。らしいです) もともと作業台に使われていたものなので、模様/絵柄は偶然の賜物。すべて違うデザインの一点ものです。そのときはいろいろ販売していたので、30分以上悩んだ挙句、このデザインの手帳にしました。
毎日手にとって、見て、書きたくなるような素敵な手帳です。 そんな手帳を買ってしまったものですから、どうせなら、ここには自分にとって〝よいこと〟〝気分がぶちアガること〟を365日分、集めてみようと思いたちました(笑)。その日あった印象的な出来事、嬉しかったこと、楽しかったこと、感動したこと、新しい気づき、アイデア、胸に刺さった言葉などを、あえてセレクトして綴っています。スペース的にそんなに書けないので、書き残したいことは厳選し簡潔にしなければなりません。それもまた良いなと思っています。
そんなつもりで毎晩、1日を振り返ってみると、毎日毎日、ホントに小さなことかもしれないけども、良いこと、嬉しいこと、面白いことが、結構あることに気づかされます。そして小さなことでも自分の心は喜んでいることに気がつきます。いろいろな人に助けてもらったり、良くしてもらっていることにも気づかされます。そのような気づきが蓄積されていくと、自分の生きている日常が愛しく思えたりします。 昔のテレビCMで「まいにちがスペーシャール♪まいにちがスペーシャール♪」って連呼する曲がありましたが、誰の曲かは知りませんが、偉大なフレーズだなと思います。毎日その精神で浮かれて生きていくことが理想です。
ネガティブな出来事、言葉や情報はインパクトが強く、心は支配されやすいものです。 でもよく思い起こしてみると、不運なときも幸運なことは起こっていたりするし、困難なときも助けてくれる人がいたりするものです。ツイてない時は、どうしても悪い方、悪い方にフォーカスしてしまい凹んでしまいがちですが、いっぽうで〝良いこと〟〝別の何か〟も起こっているんじゃないか?という視点を忘れずにしたいものです。
もちろんそれは簡単ではないかもしれませんが。 なので常日頃、なんでもないときから、自分の現実に起こっている〝良いこと〟をちゃんと認識し、そこに心をフォーカスしていくことが、心の健康を守るうえでも大切な気がしています。今回の手帳への試みは、そのための実験でもあり、チャレンジでもあります。
そんなわけで今日も、この手帳を書きながら1日を省みて、今日の出来事や人との縁に感謝し、眠りたいと思います。
(すなお)