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「気が向いた時にやる」では、ヨーガは身につかない。

お風呂、歯磨き、洗顔と同じレベルで習慣化しよう。

「習い事を始めたのはいいけど、なかなか続かない」という方は多いようです。

何事もそうですが〝何かを継続する〟ことは簡単ではなく、時間がかります

ヨーガは気が向いた時にやったり、やらなかったりでは、なかなか身につかず、効果も持続しません。

一時的な心身のリセット/ケアではなく、心身をより良い状態に変容(一時的な変化ではなく、性質そのものを変えること)させることがヨーガの練習では目指されます。

その理想を実現するために、ほかの物事と同様に、ヨーガも継続こそが力となります。たくさんやるほどに効果が実感でき、心身をより良く変えていくことができます。

そのため、技術を身につけるのと同じくらい強い気持ちで、まず最初に習慣化させることを目指しましょう。

ヨーガセンターに通ってヨーガの時間を確保しつつ、さらに家でもできるようになれれば、なお心身の快調好調は維持できますね!

コロナ禍以降はZOOMの導入により、家でも気軽に受けれるため、ヨーガを継続しやすい状況です。対面とZOOMの両方をうまく使ってコンスタントに練習しましょう。

ヨーガを習慣化し、生活の一部になれば、歯磨きや洗顔と同じく、毎日の行いになっていきます。そこまでぜひ目指してもらえたらと思います。

では、ヨーガを習慣化するには、どうすれば良いか?
3つのポイントをお伝えします。

【1つ目】やると決める

私たちの行動には、優先順位が自然とつけられていくので、無意識に好きなことを優先し、苦手で大変なことを避けて、後回しにする傾向があります。

新しいことを始めるときに、まず大事なことが〝やると決める〟

スタートラインですが、実はゴールです。

決めないとゴールにつながらないので、まず決めます。ヨーガをやる。ヨーガを習慣化する。

「、、、いやー決めてるけど、できないよ、、、。」

それでは、

「場所と時間を決める」

決めてください。

精密に朝の7時からでなくても

・起きて15分したら、リビングでやる。
・寝る前に、ベッドの横でやる。  
など。これ大事です。

これだけの気持ちの強制力が弱い方は、アイテムを使います。

・おきにいりのヨガマット
・お気に入りの瞑想クッション
・おきに入りのウエア

これがやる気スイッチになります。

【2つ目】続ける=あきらめない、とにかくやる

ヨーガの効果を実感し「ヨーガが自分にとっていいものだ」という実感があれば、自然と明日もしたい!となります。

ですが練習を始めた最初は、

「今日はヨーガできなかった、、、」
「今日もできなかった、、、、」
「もうしばらくできてない、、、、」

ということが、もちろんあります。

そんな時は、今日からまたはじめます。いつからでも再スタートです。ここでやめないのです。

そしてできなかった原因も解明します。

・だらだらして、時間が過ぎた
・仕事が忙しくて予定のじかんにできなかった
・気分が乗らなくて、しなかった   など

「時間が取れない」原因は、

①スケジューリングがうまくいってない
②他のことを優先している
③やる気のなさを時間のせいにしている

①②は、1日の過ごし方を見直し、短い時間でいいので、ヨーガに差し替えればokでしょう。

③は、自分の問題です。やらなければ、自分の望みや得たいものは得られません。

それでもいいなら、無理はしなくていいのです。毎日の体のだるさや、鬱々とした気分、キレのない人生は続きます。根本的な改善や、自分の心の習慣を変えていくのは、並大抵の簡単さではないです。何十年も習慣化していますから、、、

【3つ目】結果は自然とやってくる

〝決める〜続ける〜結果が出る〟が法則です。

ただし、結果は「自然」とやってきます。これは継続してこそ、理解ができます。

ヨーガの効果は、身体的、心理的、社会的、精神的な側面で作用します。自分の人格、存在が統合されていきます。

〝ヨーガの実践により、どの技法が自分のどこに作用したか?〟

それは明確に見えないけれど、実践の継続は、自身にトータル的な変容をもたらします。

これは自分自身が自覚していきます。

変容は、目に見えない微細なレベルから、目に見える粗大なレベルに及び、さらに外部環境、内部環境にて起こります。

8つのヨーガのステップ「アシュターンガ・ヨーガ」では

・ヤマ(禁戒)、ニヤマ(勧戒)・・・心理的、社会的側面

・アーサナ(坐法)・・・身体的(構造的)側面

・プラーナヤーマ(調息法)・・・身体的(生理的)

・プラッティヤハーラ(制感)・・・心理的側面

・ダーラナ(集中)、ディヤーナ(瞑想)・・・心理的側面

・サマーディ(三昧)・・・精神的側面

とされています。

そして、この練習ステップは〝究極のゴールに向かうハイレベルな話〟だけではありません。

私たちが日常で続けるレベルの実践でも、8つのステップのヨーガの実践をくりかえすことで、その作用が自身に起こります。


アーサナして、プラーナヤーマして、瞑想して、日常に戻る。

ヨーガの実習をしたことで、日常での心身の状態/態度は変化していく。

そして、また

アーサナして、プラーナヤーマして、瞑想して、日常に戻る。

ヨーガの実習をしたことで、日常での心身の状態/態度は変化していく。

この繰り返しです。

これは繰り返すごとに、ポジティブな連鎖を起こし、自身の状態、またライフスタイルにも作用し、自分と自分を取り巻くものが変化していくことでしょう。これらの連鎖は、自然なのです。

ヨーガを続けることで、自然とやってくるポジティブ連鎖なのです。身体の健康、心の平安、心身の調和が、より良い人生へとつながります。

さらに勘違いしてはいけないのは、ポジティブ連鎖とは、ネガティブなことが起こらなくなるということではありません。

それは神頼みでもスピリチュアルでも魔法でもなく、自分で判断、行動することで、無意識の反射反応や、心の習慣、態度、対処が変わっていきます。

これがとても大切です。センターでは、このサイクルに乗れるように、定期的なヨーガの実習を推進し、プログラムを構成しています。

1ヶ月、3ヶ月、半年、1週間、1年、2年、3年、5年、10年と継続するほどに、ヨーガの好循環はしっかりみなさんの中に構築されていきます。

一定期間ヨーガを継続されている方、始めた頃を今をたまに比較してみるといいです。

最初の問題は改善されたな、よくなったな、と思える頃があるのではにでしょうか?

またとにかくやることだけに注力をしてきた方は、毎回のレッスンでの作用を、レッスン以降の時間にどのように起こっているか?をよく観察してみましょう。

1日24hあるうち、ヨーガの1Hより、残りの23hが重要です。

ヨーガをしたことにより、23hがどうなっているか?1h集中したことで、その後に起こる作用がヨーガをする意味や効果です。

ぜひ観察してみたり、気づきが起こるといいですね!

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