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ヨーガと瞑想

ヨーガに興味をもつ、瞑想に興味がある、

そのようにおっしゃる会員さまがよくおられます。 近年、ヨーガブームから、瞑想もブームになったと思います。

ヨーガも瞑想も、過去では宗教的な雰囲気、香りがして、 どことなく危ないものという印象があった時代でした。

現代は、その宗教的な香りを削いだアメリカ経由のヨガや、 マインドフルネス瞑想が受け入れられ、人気の時代を迎えたと思います。

ですが、ヨーガも瞑想も根本的には、 精神性を高めることを目的として発展してきた歴史と伝統があります。

長く伝承されてきている理由は 普遍的原理や法則があり、 人間が究極的に求めるものや、 人生での解決法として脈々と受け継がれてきているからです。

なので瞑想とは、 突き詰めていくとそういった境地(解脱、苦しみからの解放)に 達することができるものと言われています。

では現代でヨーガをするにあたり、みんなそこを求めるのか?

答えは、ノーです。

日常生活の中で、私たちがヨーガ、瞑想から享受するものは、 まずもう少し現実的な効果であります。

思考の整理、静かな集中で落ち着く、 自身の内面を見つめる、集中することで気づきが広がる、など。

それを経験した後、日常に戻って行くと、感覚は変化し、 これまでの自分が初期化され最適化されて戻っていくような感覚になります。

忙しく、常に思考し、時の流れも早い都会では、自然のリズムから離れていきます。

自分の中に自然の片鱗を見出していくために、 瞑想を求める人が多いのではないかと思ったりします。

木や森は近くになく、自身の内部に流れる自然の摂理にふれ、 自覚することで自身を自身でいさせてくれるのではないでしょうか。

インドの伝統的なヨーガは、 瞑想をすることを目的に体系ができています。

瞑想をするには準備が必要です。 突然は座れません。

そのためにアーサナで、長く安定して座れる身体を作り、 プラーナヤーマで、内部の内臓の動きや呼吸も安定させます。

そうすると自然と集中しやすい状態になり、 外部の感覚などもジョジョに気にならなくなり、集中が続いていきます。

とにかく、無理なく動かずじっとしていられるようなコンデションを ヨーガの技術を使って作っていくと、瞑想に入りやすいということなのです。

身体の消費エネルギーは最小限に落ちていき、 集中が深まると、思考するエネルギーも弱まっていきます。

散漫な思考もエネルギーの浪費です。 心身が落ち着き、静かになるほどに、さらに集中が続いていきます。

そんな経験を1分でも。5分でも、10分でも することで、私たちの脳、心身は休息します。

 東京ヨーガセンターでは、瞑想をしていくことを目指して練習をしていきます。 タンクトップもスパッツもヨガマットもどれも使用しないのです。

動きは少なく、瞑想のために落ち着いて座れるようなコンデションを作っていきます。寒くなく、静かに、リラックスして、集中できる服装と自分の体があればいいのです。

都会の街中ですが、落ち着く場所をみなさまに提供しています。 みなさまには、一緒にヨーガをして、落ち着いて、 また生き生きと日常に戻っていただきたいと思っています

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