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ヨーガと心の苦痛

葛藤、苦悩、負の感情、、、心の痛みを沈静化するには?

そりゃ生きていれば、ときには嫌なコト、辛いコト、ショックな出来事があったり、人に嫌なコトを言われたりなんて、ありますよね。

それで後々まで、そのことを何度も思い出したり、考えが止まらなくなったりして、ネガティブな感情が膨らんでいったりします。軽いことなら、ちょっとした気分転換で解消できるかもですが、ショックが大きいと、なかなか忘れられなかったりしまよね。

そういった心に苦痛をもたらすものをケアせず、チリツモで蓄積させてしまうと、心が不健康に取り憑かれてしまいます。

・思考・態度・行為の暴力性が増したり、自分のセルフイメージが低くなったり、物事の捉え方がネガティブになったり、、、

でも仕方がありません。人は煩悩を持って生まれ、負の感情も心に織り込まれている。と、ヨーガでは考えます。これを弱体化し、解消して、より良い心の状態を作っていくこと。そして心を軽くし、綺麗にしていくこと。それが一つにヨーガの目指すところです。ヨーガって心に本当に効くんです。

僕も先日、メガトン級にショッキングな出来事があって胸が痛み、気持ちが重くなりました。そのときは怒り、悲しみ、嫌悪感、ムカつき、妬み、被害妄想、人間不信、自信喪失、、、ものすごい負の感情が湧いてきてとてもツラかっです

でも、そんなネガティブな感情に心が支配された日もヨーガをすると「やっぱりヨーガはすげえーーーー!!!!!!!」って思うんです(笑)

日々たまる心のゴミや汚れを、ヨーガで掃除洗濯。

ヨーガをすると、さっきまで自分のなかでウジャウジャと湧き上がって、心を強烈に支配していた負の感情が、綺麗サッパリなくなるんです(ヨーガの練習を反復していくと、この処理能力、修復速度があがると思います)

もちろん、心に受けたダメージがでかいと、すぐにリセットするのは難しいですが、それも粘り強く、時間をかけて、日々ヨーガをすれば、段々と心に蓄積された苦痛が弱体化したり、消えていったりします。

ヨーガ (アーサナ→プラーナヤーマ→瞑想)をすると、その間、一時的に日常の様々な事柄から離れたり、あるいは負の感情と自分を切り離すことが出来、またポジティブな思考へと変化してゆきます。

心におこっている葛藤、苦痛、負の感情は、過去の経験や、まだ起きるかもわからない未来のことを、思い悩むことから来るものも多いです。今ここで起こっていないのに、心がそれに奪われている限りは、負の感情に揺さぶられます。

それを止める有効な方法の一つが〝今〟〝ここで〟〝現実的に〟〝自分に起こっていること〟に意識を向けていくことです。

だからヨーガをしているときは、感覚や呼吸 (これはリアルタイムでいま起こっているもの) が集中の対象になります

すると、思考
感情 (この多くが過去か未来の事柄から起きたもの) 流れては消えていきます。そして、それに付随した葛藤、苦悩、負の感情も流れていきます。

もちろんヨーガをしているあいだも、たくさんの思考や記憶が浮かんできます。

しかし集中状態が出来ていくと、思考や記憶が浮かんでも、段々と心が揺さぶられなくなり影響されなくなっていきます。深い静寂に没入していきます。そしてヨーガの練習が終わったときは、心が洗われたようにスッキリしているのです。

とてもポジティブ爽快な気持ちになるし、色々なアイデア、インスピレーションが湧きます。

ヨーガをするまえにモヤモヤがあっても、ヨーガをしたあとは、「さっきまであの感情ってなんだったんだろう?」「なんであんな変なことを考えていたんだろう?」「そもそも何について悩んでたっけ?」とか、そんなふうに僕はなります。

心にアプローチできる稀有な技術

ヨーガは〝チッタ・ルッティ・ニローダ〟(ヨーガは心の作用を停止させることである)と古代インドの重要文献『ヨーガスートラ』で定義されています。

これは簡単なことではありませんが、〝心の作用を停止させること〟方向にむかってヨーガの修練をすることで、
完全に心が停止
なかったとしてもこのように綺麗さっぱり、一時的に心がリセットされるようなことが起こります。それが現代的かつ一般レベルで享受しうるヨーガの恩恵の一つではないかと思います。

ヨーガの練習を繰り返していくことで、心の質が変容します。心は軽くなり、綺麗になり、純粋になる。負の感情覆い尽くされ、世界を見るのにウンザリしたら、ヨーガをすると良いのではないかと思います。

いろんなことが起こる人生。無傷ではいられないこともあります。その都度、ケアしていきたいものです。
(Text スナオ)

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