80歳の生徒さん
今朝のバス停で、見たことある方が。
「あ!〇〇さん!」 「あなたのことを待っておったよ」
寒い時期はクラスをお休みするとおっしゃってた80歳の男性。義父の時代の東京ヨーガセンター本部と、この土曜のサークルに熱心にヨーガに通ってくださっていました。仏教、ヨーガに熱心で60歳で駒澤大学に入学され、若い学生さんより熱心に勉強されたそうです。
数年前に脳梗塞。奥様の介護、他界と色々あり、ヨーガもお休みされましたが、ご自分のリハビリも兼ねて昨年より復帰。
そして今日「娘の近くに引っ越すことになったんやわ。なんであんたにお礼言おうと思ってな」と。
わざわざ来てくれて、お話してたら「あれ続けとるわ、あの蜂のやつ。んーってやつ」
ヨーガのプラーナヤーマの「ブラマリー(蜂の羽音の呼吸法)」不眠気味、ストレスの多い方には効果的と インドの学校で教わった。高齢者のクラスでは、とくによく練習をしている。
「あれ続けとるんや、毎日30分くらいやっとるで。たまに途中で寝てしまうけど。最近首から頭もしゃんとすわってきた気がするし、喉が緩むんかな」
最低20分くらいは行うと教わったが、30分続けてると!!感心する。
久々にお会いしたが、お元気そうで、いつもと変わらず明るくて安心しました。いつも仏教の本とかコピーした何かを握りしめていて、ガハハと笑う。それも今日も変わらなかった。ご自分で実践継続されてたことが、とてもうれしかったです。
「ぜひそれだけは続けてください!!」とお話し、お礼を伝えて、お別れしました。
サークルや教室に通えなくなる状況は若くても、年配でもあります。そのときに、それで離れるのではなくてこれまでやってきたことを続けてほしいと思います。レッスンにきて効果を感じていただくことも大切。
でも、練習の本丸は自立して、自分でもヨーガの実習を続けられるようになること。そのようになれる指導が大切と改めて思えました。
そして、ヨーガの実習を続けられる気持ちを養っていただくことも同時に必要です。ヨーガの技術が身につけば、ずっと自分をサポートしてくれるものになるとどのクラスでも話してゆきたいです。