メンズヨガ〜ヨーガは男女を超えて、自分を磨く手段でもある〜
こんにちは!ちあきです。 今回は〝男性はヨーガ(ヨガ)に通い辛い!〟とよく聞くので、男性でヨーガを始めたい方にも希望を持っていただけることをお伝えしたいと思います。
目次
1「なんで男性はヨガ教室/スタジオに行き辛いのか?」
私が15年ほど指導現場でみてきた、聞いてきた、男性が「ヨガ教室行きにくい理由」をあげてみます。
・女性ばかりで、その中には入れない
・行ったとしても、周囲の女性にすごく気を遣う
・ヨーガに興味があるけど、女性ばかりのおしゃれな感じのスタジオが多くて、希望とは違う。
・美容とか健康体操っぽいのもイメージが違う。
・ヨーガは瞑想や静かなイメージがあるけど、エクササイズ的なところは求めているものと違う。
・求めているものに対して、実際どこにいったらいいのかわからない。行けそうに思うところが少ない。
・身体が硬いから、ポーズはできそうになく、恥ずかしくていけない。
・ポーズばっかりしたいわけではない など、
ネット検索の時点でこのような印象を持ってしまい、尻込みしてしまうケースが多いようです、、、。自分に合う合わないは、やってみないとわからないので、ぜひ試していただきけたら嬉しいです
2 現役の男性会員さんの声 「なぜヨーガなのか?」
東京ヨーガセンターでは、男性の会員様も普通にいます。インストラクターも男性がいます。多くの方がイメージされている、女性的なヨガ/美容/フィットネスの要素は少なく(ほぼない)ので、男女関係なく、みなさん気楽に通っていただいています。
実際に〝ヨーガをすることでどんな効果があるのか?〟〝男性が求めている効果が得られるのか?〟を知っていただきたいため、ヨーガセンターに通われている男性会員様のお声をご紹介いたします。
———————————– (会員H.Oさん/30代/男性/ヨーガ歴7年/NGO職員)のお声
「ヨーガに求めているものは?」
リラックス、一週間の疲れやストレスを取る。長期的には自分や周りへの理解を深めたり、日常から様々な気付きとかを得たりすることで、より充実した人生に繋げること。
「ヨーガがどう自分に作用しているか?(効果、気付き)」
ヨーガをやってきたことでの自分への影響はたぶん自分が気づかないところも含めてかなり大きいと思います。前は自分というものを色んな意味で抑え込んだ考えや生活だったのかと思いますが、ヨーガを初めてから少しずつ本来の自分というか、自由になってきているのを実感しています。
それに伴って日常のストレス度合いもガクンと落ちました。抽象的ですが、自分の生活やキャリアは大きく変わってきたので、その実感度合いはめっちゃ高いです。笑 あとは毎回のレッスンレベルで言えば、コンスタントに続ける中で、毎回のヨーガ中の体験も深まったり、あとは分かりやすいのはその日の疲れの取れ方とかが変わってきました。なんて言えばよいのか、運動とかいわゆるリフレッシュだけでは取れないような根本的な疲れが身体から抜け落ちていくような感じで、脳とかもゆるんで、ストレスとか色んな余計なものが抜けていく感覚です。
あと日曜の午前にヨーガをすると、夕方ぐらいにものすごい眠気がきたりして、それも自分にとってはしっかりと疲れが取れてるサインで、夜寝ると翌朝はとてもすっきりです。 参加クラスのレベルは変わっていないにもかかわらず、一見単純な動きをしているように見えても、1時間のレッスンをトータルで一つ一つの動作を丁寧にやっていくことで、なぜかどんどん深まっていくという不思議を感じてます。
「なぜヨーガなのか?」
自分なりに健康に良いことを結構いろいろ試してきていますが、ヨーガを越えるものはないと思っています。それとヨーガをしている事も影響しているのかなと思ってますが、食生活とか生活全般を丁寧にしていこうというようになってきたかなと思います。
あと、これが一番大事だと思いますが、ヨーガセンターのヨーガに出会えたのがラッキーでした。もう10年近く前になりますが、ジムでもヨガはしてたことありますが、全く別物だったので。接しやすい先生たちに本質的なヨーガを教えてもらえてることが有難いです。 僕は男性こそヨーガをした方がいいと思っています。
また最近は、禅的な考え方の見直しとか、マインドフルネスへの関心は高まっていますが、ヨーガとも共通する考え方は結構あると思います。でも考え方だけだとそれを日々の生活で実践することが「難しい、分からない」になると思うのですが、ヨーガを続けていればそういった考え方も自然と実践へと繋がっているような気もします。
3 そもそもヨーガって? 「ヨーガは男女を超えて、自分を磨く手段でもある」
ヨーガは男女を超えて、私たち人間にとって、自分自身をよりよくすることができる手段であり、行為、状態です。 社会で生きることは時には、ストレス(苦痛で苦悩)でいっぱいです。それらへの対処法として古代から伝承されている、実践法がヨーガ。そして自分の許容範囲や可能性を磨けるものとして、時代の中で形を変え、発展してきました。私たちはその実践レベルの強度は違えど、ヨーガの恩恵を享受することが可能です。
男女を超えて、人、人間がテーマです。自分をどの様に耕していくか?そして自分をどうのように磨いていくか?の道標にもなります。自分自身の調和、周囲との調和を目指し、達成していけるものです。調和のために、日々の様様な心の葛藤にどのように対処していけるのか?は時代を超えたテーマです。
ヨーガは心がターゲットです。まず心をどう扱うか?です。 ヨーガによる意識の変化、感覚の制御による感情コントロール、心のコントロールが今よりも少しでも身につくならば、多くのストレスや、反射的な争いを回避することができるかもしれず、また平静な心を養うことは、強い意思、集中力を身に付けることにもなるでしょう。
常に仕事のめちゃくちゃ忙しい方、判断が多い方、人間関係を良好にしていきたい方、周りに合わせて我慢して自分らしく振る舞えていない方、など。自分のコンデション、心の状態は納得のいく状態でしょうか? 自分や周囲と対立、二分化して闘うのではなく、自分の意識と行動を少し今と変えていく、ヨーガで別の方法を取り入れることが提案です。マイルドに変化を起こしていきたい方に、本当にヨーガおすすめです。
「ヨーガは本来男性が実践者」
現代的ヨーガは女性主流のフィットネス的、エクササイズ的なイメージが強いですが、もともとのヨーガの実践は男性が主であったと思われます。まずヨーギーというハタヨーガの修行者は男性のことを言います。中世の15c頃に書かれたハタ・ヨーガの文献『ハタプラディーピカー』このハタ・ヨーガ文献の記載でも男性の身体的は描写、意味を表していると解釈できるところがあります。
これよりもっと古い時代、ヨーガの実践はバラモン教、仏教の宗教的行法ともされていたので、これも男性の実践であったといえそうだ。また古典ヨーガのパタンジャリの『ヨーガ・スートラ』では瞑想実践により解脱に至る実践方法がまとめられているが、時代背景的に(紀元後3〜5C*諸説あり、インドであること)こちらまだ一部の男性達が主流であったと考えられます。なので、元々は男性がヨーガを実践していたと解釈できます。そしてまた、ヨーガの古典文献を書いた方々も男性。 元を返せば、男性主流と言えると思います。
「ヨーガの目的は?」
高い目的としては、精神性を高めることを追求するための手段として、ヨーガの修行がありました。そのためにハタ・ヨーガでは身体技法あり、呼吸コントロールにより生理機能を操作し、瞑想により精神性を高め、究極のゴール、輪廻からの解脱を目指す。古典のヨーガでは瞑想により心の作用を停止させる、それによりすべての葛藤除去して、解脱を目指す。
これらが元ですが、時代の流れとともにヨーガの定義にはそわないような、ヨーガ技法の一部分がフォーカスされました。それらが現代的なオリジナルの形になっていったことで誤解も起こりますが、やはり実践して、自分が少しでも自由になっていく感覚が起こるものでないと続かないし、余計にエゴを強化し、悩みやストレスが増えます。
”ヨーガとは集中”心の作用を止めるために瞑想により集中していくことです。無意識、無判別に反応し、影響されている心を制御していくことです。そのためにまず今起こっていることをありありと見ていく力を養成し、目の前にあることに適切に対処をし、現実を識別していくことで、自分をよく知ることができていきます。自分のおもこみや、よくない習慣を変えていくことで、ストレスや心の葛藤を弱め、心の性質を変容させて、心の安定を築いていくことが可能です。
4 まとめ
男性の方々がきっと求めているであろうフィジカルだけではない、心の安定や集中力、調和的要素は、間違えなくヨーガによって得られる効果であり、作用です。それはヨーガの練習(瞑想)により、心の葛藤を除去していくことができます。ストレス問題に多いに貢献してくれます。
そしてヨーガは、歴史から見ても女性だけがするものではなく、体操的要素だけでもないです。自分を総合的に良くしていく実践法です。 女性を売りにしていないスクール、教室もたくさんあるはずです。ポーズのことだけを強調せず、呼吸法、瞑想の練習もふくまれているところを探してみてください。
あとはいってみて自分にあうか?は、レッスンを受講して、before/afterの変化を比較してみましょう!レッスン前より、自分も求めるいい状態が少しも感じられれば、続けてみましょう!
東京ヨーガセンターは、男性の会員様も多いですし、インストラクターも男性がいます。また多くの方が思う女性的ヨガの要素も少ない(ほぼない)割と気楽に通っていただいているのではないかと思います。心をテーマに瞑想の練習ができる準備をしっかりして、日常にもヨーガの作用を広げていきましょう!
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