10/15『食講座@秋の遠足編 in長南町』レポート②
〜日本のごはんとくらし〜
今回場所、ごはん提供、お話をしてくださった「芳泉茶寮」の高橋ご夫妻。 「自然と共に生きる」暮らしぶり、思いは日本の伝統的な住まいととてもマッチしているようです。
無駄をしない コミュニティの協力 季節を感じる暮らし 効率的な場所作り
などなど。
細部に渡り、日本人の知恵を再発見、学び、 現代的な感覚も上手に融合した暮らしを着々と築かれている。
そんなロールモデルをみて、触れ、話をきき、 「こういう暮らし方の方向性もありなんだ」と おっしゃった参加者さんもおられました。 日本の知恵のすごさにうならされます。
そして食。
採れたての枝豆の新鮮さ、 窯焚きごはんのおいしさ。 調理、調理道具も原始的なほうが良い味を引き出す。 そのプロセスにも豊かさや自然とのやりとりを感じ取れます。
みなさん、雨でも大変楽しく過ごしていただけたようです。雨の景色も美しい、、と。
ヨーガを通じて、くらしから、 生きる本質的なものに到達していけると。
ただの体操やリフレッシュ、 体の調整にとどまらず、 日々の実践として付き合っていけます。
自然素材、自然の中に身を置くのは 森の中や自然環境だけではなくて、 自然要素を生かした暮らしに 変容していくことのように思います。
都会は森よりじつはハードとも言えます。 自然本来からは遠ざかったなかで、どう適応していくか?
この場所で、自分の仕事や勤めを果たしながら どうやっていくか?がいつもテーマかと思います。
高橋夫妻の「土間は本来土の床だけど、 今はみんなコンクリート。 それが本来ならば、土間床は土にする」
掃除が簡単な見た目が平坦なコンクリートより、 自然素材のほうがより効率的で、 より手間がかからず、その場が活かされる。
コンクリートで土間を固めちゃうように、 人間の心までもそうはならないよう、、、
「家は傾くもの。傾いたら直せばいい。直せる構造が日本の家。 160年のこの家は、過去に数回大きな地震を体験しているだろうけど、 こうやって生きてる。そういう経験をしているのは大きい。逆に安心して住める。」(信博氏)
「垂直水平が家として当たり前と思っていたけど、 よいしょって直せばいいんだ、 人間の背中がちょっと前のめりになったら、 よいしょって起こすのた同じ感じ。」(裕子さん)
とても不確かな中に適応してきたことが安定感をもたらす。 完成形より仕組み、適応力がゆるがない結果になる。 どうやったらその本質的なものが機能していくか?を考える。 日々の小さなことも同じではないでしょうか?
ヨーガの練習で自分の感覚、気づきを磨いて、 高めていくのはいやなことを避けるだけに使わず、 ほんのささいな豊かさに気づく感性になってゆくと思います。
秋の遠足、おいしいものも、たっっくさん!! いただきましたが、それ以上に肌で感じる、 発見が多くあったのではないかと?
芳泉茶寮の高橋ご夫婦。ありがとうございました!!!