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自分が自分だと思ってやまない自分は、本当に本当の自分でしょうか?

僕はヨーガを始めるまえ (20代の頃)、出版関係の仕事をしていました。

仕事はやり甲斐があり、楽しかったんですが、超ハードワークで心身ともに不快で不健康。

考え方も否定的で攻撃的、イライラと怒りっぽく、セルフイメージも良いとは言えませんでした。

ワーカホリックで徹夜ばかりしてたので、いよいよ心身がおかしくなり、危険を感じたので、一旦仕事をやめ、健康を回復しようと決めました。それでヨーガを始めたのです。

心身がおかしくなってしまったのは、働きすぎという問題だけではありません。
肉体的にも、思考的にも、精神的にも、存在的にも、本来の自分とは違う、不自然な自分で居続けてしまったことが大きな原因だったと感じました。

社会で働いていると、当然ながらやりたくないこともやらなきゃならないし、若い頃は実力も知識もないから失敗だらけ。
嫌なことをいっぱい我慢し、自分の感情をおさえ、嫌いな人たちとも上手くやらなければなりません。

そういう社会の中では、本来の自分とは「違う自分」で居なければならない…そんなことが珍しくないと思います。
そんな「違う自分」に違和感、不快感、不自然さを感じたとしても、社会の中で生きるためには、ある程度は仕方がないことかもしれません。

でも問題なのは、不自然な自分が習慣化してしまうことです。
不快で不健康な心身が自分だと思い込んでしまうことです。
そういうモードに入ってしまうと、どうやら人は「不自然」で「不快」で「不健康」な自分を強化てしてしまうようです。

心身は調子が悪くなる前にサインを出していたはずですが、自分はそれを無視し続けていました。
そうしたらだんだん鈍感になってきて、「不自然」で「不快」で「不健康」さが当たり前になっていき、調子が良くて快適な「本来の自分」を忘れていきました。
気づいた頃には心身が病気になっていました。

そういう状態で、僕はヨーガセンターに来ました。
そしてヨーガをやったときに思ったのです。
「あれ?もともと自分ってこれだったじゃん」と。

ヨーガをして本来の調子が良い、快適な、楽な、無理をしていない、「本来の自分」の状態を思い出したのです。
自分に子供の頃のような純粋性を感じました。

そして僕は自分の力で、心身の状態を調整し、良くすることができるという事実に感動しました。

それまでは調子が悪くなれば病院や、薬や、整体など、他力しか考えたことがなかったからです。
まさか、自分の力で自分を調整することが出来るなんて、微塵も思ったことはありませんでした。

多くの人がご存知のように、ヨーガをすれば、健康になります。
もっと言えば、リセットとか調整というレベルを超えて、長くやり込めば心身が変容します。
質が変わります。

講師の指導やサポートはありますが、基本的にはヨーガは自分が主体となって行うもの。
だから、この技術と知識を身につければ、自分の健康を自分でつくることも、かなり出来るようになります。

ヨーガは現代社会を生きていくための武器になります。
社会で生きていれば、色々と大変なことも多々あります。

でも、たとえ調子が崩れたり、嫌なことがあったり、不安や恐怖にかられても、ヨーガをして「調子が良い自分」を知っていたら、「それは本来の自分ではなく一時的なもの」だと思えます。
そうなっても「ヨーガをやって〝快適な自分〟に戻せばいいや」と、思えることが、僕には大きいことでした。とても気楽に、前向きになれました。

だから「不自然」で「不快」で「不健康」な自分に苦しんでいて、自分を変えたいと思っている人に、僕はヨーガをオススメしたいと思います。

自分を良くするためには、たくさんの時間と継続的な練習が必要ですが、少しづつ、だんだんと、心身と生活が変わっていくのも楽しいですよ。

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